「女性専用車両より、痴漢抑止バッジの方がいい」女子大学生の意見

先日、女子大学生のKさんにお会いする機会がありました。
せっかくなので、痴漢抑止バッジについて、どう思うか? 伺ってみました。
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Kさんの視点と意見がとても意外性があり、興味深かったので、
ブログやクラウドファンディングへのレポートに掲載していいか許可を求めたところ、
快く了承していただけました。
皆さんに、シェアします。

Kさんは、電車内で痴漢にあったことはないし、友達からも相談を受けたことがないそうです。これはKさんが地方出身で、高校時代には電車通学をしていなかったのも関係していると思います。

電車内の痴漢行為は、首都圏をはじめとした都市部に特異な犯罪だからです。Kさんも大阪出身の友人から、「@@@線は痴漢が多い」という話を聞くことはあるそうです。

そういう環境だったらKさんには、痴漢抑止バッジは不要だし、興味ないよね? と思ったら、会話の中で意外なコメントをもらったんです。

「女性専用車両より、痴漢抑止バッジの方がいい」って。

▼友達に自意識過剰と思われるのが怖い

Kさんは、基本的に女性専用車両には乗らないそうです。
たまたまホームにあがったとき、近くの車両に乗ったら女性専用車両だったことはあるけど、選んでは乗らない。

理由は、知り合いに「あの子、いつも女性専用車両に乗ってるよね」と言われるのが、怖いというのです。
「自分のことを可愛い(から痴漢に狙われる)って思ってるんじゃないの? と勘違いされるのが怖い」そうです。

Kさんが、「~~と思われるのがイヤ」ではなく、「怖い」と繰り返し表現していたのが、印象的でした。

一般車両に乗車して、痴漢にあうかもしれない怖さよりも、
女性専用車両に乗っているところを友人に見られる方が怖い。

その発想は、私にはなかったので、思わずKさんの顔を見つめてしまいました。

Kさんは、誰から見ても綺麗な女性です。可愛いか美人かは、好みで分かれるかもしれません。私からは、娘ほど歳が離れた「女の子」なので、可愛いという表現になるけれど、彼女と同年代だったら、「Kは、美人だしスタイルもいい。オシャレもセンスいいよね!」と素直に思います。

そんなに可愛い彼女なのに? 

自分は可愛いと思っていると周囲に勘違いされるのが怖くて、女性専用車両には乗れない。

乗りたくない。

今時の女子って、そこまでグルグルと複雑に考えて、行動しているんですね……。

確かに、ネット上の発言を見ると、
「女性専用車両に乗っているのは、自意識過剰の~~」という発言も見受けられます。
そんな言葉に囚われてしまって、女性専用車両に乗れなくなるなんて。

もちろん、彼女のように「痴漢にあったことがない」という女性だったら、
女性専用車両に乗らなくても、問題ないんです。

だけど、世の中には、痴漢被害にあっていて怖くて、でも、女性専用車両に乗るのも周囲から自意識過剰と嘲笑されそうで怖い……。
そんな風に、身動きできなくなっている女性が大勢いるんだろうなぁ……
容易に想像できて、胸の奥がキュゥっと痛くなりました。

▼痴漢抑止バッジなら悪目立ちしない!?

友達から、自意識過剰と言われるのが怖いのなら、痴漢抑止バッジをつけるのは論外だよねと、私が思ったときに、彼女は言ったんです。

「女性専用車両よりは、痴漢抑止バッジがいい」

えぇ! なぜ?
「痴漢は犯罪。私は泣き寝入りしません」ってバッジをつけるほうが、主張が強いし、それこそ「こんなバッジをつけるなんて、自意識過剰!」って思われそうじゃありませんか?

実際に、考案者のたか子さん(仮名)からは、男子に意地悪なことを言われたこともあるっと言っています。

Kさんの回答はシンプルでした。

痴漢抑止バッジは、電車に乗る前にバッグにつけるだけだから、それを目にするのは自分の後ろに立っている2~3人。それも自分とは無関係な通りすがりの人。

女性専用車両に乗っているのは、ホームからでもわかるでしょう。友達が見かける可能性もあるかもしれないし。だけど、バッジをつけていることはごく少数にしか気づかれないから。だから、その方がいいんです。

な、なるほどぉ~!

若い女性の友達との距離感、世間との距離感というのが、女性専用車両と痴漢抑止バッジをどのように捉えるのか? という一例を聞けて、非常に興味深かったです。

もちろん、Kさんの考え方が、全ての10代20代の考えを代表するものではないでしょう。
だけど、「こういう考え方もあるんだ」というのは、私にとって新鮮でした。

友達同士で一緒に乗車しているときは、痴漢の心配もないからつけないし。
一人で乗っているとき限定アイテムだから。痴漢にあわないお守りみたいに使ってもらえればいいな と私も思います。

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