痴漢抑止バッジデザインコンテスト いよいよ結果発表

結果発表

今年は全国178校から731作品の応募がありました。中学・高校6校(139名)が参加した2次審査で11作品を選出後、パネル展示会場とWebで実施した人気投票(545票)などによる2次審査を経て入賞5作品を決定。12月3日に授賞式を行いました。入賞作は製品化され、2018年春より駅売店およびネットで販売されます。

たくさんのご応募ありがとうございました!

受賞作(6点)

最優秀賞(1点)商品化・賞金5万円

「見てるぞ、捕まえるぞ」山本千春(学校法人専門学校 東洋美術学校 夜間イラストレーション科)
最優秀賞「見てるぞ、捕まえるぞ」山本千春(学校法人専門学校 東洋美術学校 夜間イラストレーション科)

デザインコンセプト

痴漢が一番ドキッとするものは警察官だと思ったので、警察官はイラスト に入れたいと思いました。しかし、あまり警察官が強いと痴漢防止感が強く、バッジを付けにくいと思ったので、ポージングをシュールにし、表情もゆるく書く事を意識しました。シンプルで、可愛い、そして落ち着いた色を使う事で、女子学生が抵抗無く付けられるようにイラストを書きました。

痴漢抑止活動へのメッセージ

私は、痴漢にあっても捕まえられる。と思っていましたが、実際に痴漢にあった時に周りの目を気にして恥ずかしいと感じてしまい、声を出すことが出来ませんでした。その為、この様なバッジで少しでも痴漢を防止できるのであれば、それはとてもありがたいことだと思います。基本犯人は痴漢が悪いことだと思っていません。捕まえるより防止する方が効果的なのかなと思うので、バッジが広まってくれたら嬉しいです。

審査講評(審査委員長 キタイミコト)

文字の視認性、全体の配色も良く、かわいいキャラクターで、女子高生がきっとつけたくなるデザインだと感じました。1人で戦わなくていいというメッセージも伝わってきます。
被害に困っている方のために活躍してくれることを願っています。

優秀賞(2点)商品化・賞金2万円

「見逃さない」島本さやか(麻生情報ビジネス専門学校北九州校 CGデザイン科)
優秀賞「見逃さない」島本さやか(麻生情報ビジネス専門学校北九州校 CGデザイン科)

デザインコンセプト

広範囲に回る首。狙った獲物を逃がさない獰猛さ。相手に怯える様子もなく、心の奥を見据えているような眼差し。そんなイメージから。フクロウを選びました。女性の中でも、可愛いものは付けづらい。そう感じる人もいるのではないかと思いました。そのため、相手を落ち着かせるカラーという意味も含め、青をベースにしたリアルタッチのフクロウをデザインしました。学生や女性以外でも使用できると思います。

痴漢抑止活動へのメッセージ

痴漢というものは、被害者、加害者だけの問題ではないと思います。また、前例から見ても、発生件数に差はあれど、男女や年齢も関係なく見えます。痴漢をさせない。痴漢を許さない。そんな意識が、痴漢をしない、受けたことが人たちの中で、男女・年齢問わず広まっていけば、と思います。私もそこに、少しでも力を分けられると嬉しいです。

「負けない」TAiGA(沖縄県立芸術大学 美術工芸学部 デザイン工芸学科 デザイン専攻)
優秀賞「負けない」TAiGA(沖縄県立芸術大学 美術工芸学部 デザイン工芸学科 デザイン専攻

デザインコンセプト

従来のバッジはシンプルでわかりやすいデザインが多かったので、描き込みが多いイラストでデザインしてみました。駅をイメージした背景です。痴漢防止のバッジであることがわかるよう、言葉配置、女の子の表情などで迫力のあるデザインに仕上げました。

痴漢抑止活動へのメッセージ

少しでも痴漢被害を押さえられる手助けになれたらいいなと思います。こんなバッジを作らなくてもいいような、誰もが安心して暮らせる世の中になってほしいです。

特別審査員賞(キタイミコト賞)(1点)商品化・賞金1万円

「この先分かれ道」河内 紗季(学校法人美専学園北海道芸術デザイン専門学校 イラストレーション専攻)
特別審査員賞(キタイミコト賞)「この先分かれ道」河内 紗季(学校法人美専学園北海道芸術デザイン専門学校 イラストレーション専攻)

デザインコンセプト

道路案内標識のパロディであり、誰にでも分かりやすいデザインとしました。痴漢をする側が「自分がどちらの道に進むのか」ということを考えさせることで、自らの行動を律するよう仕向けることを意図しています。また、標識という無機質なイメージは、機械的とも言えるような毅然とした対応を連想させるものとしました。

痴漢抑止活動へのメッセージ

痴漢は決して許されない犯罪ですが、たくさんの人がいる中で被害者が声をあげるのはとても勇気のいることです。こうした啓発グッズは、直接的に被害を減らすだけでなく、被害者が「声をあげてもいいんだ」と思えますし、社会全体で痴漢を許さないという空気を作ることに非常に有効だと思います。この活動が、もっと広がっていきますように。そして、いつかこのバッジが不要になりますように。

審査員特別賞(たか子賞)(1点)商品化・賞金1万円

「メッセージ」山口 泉香(宮崎県立佐土原高等学校 産業デザイン科)
審査員特別賞(たか子賞)「メッセージ」山口 泉香(宮崎県立佐土原高等学校 産業デザイン科)

デザインコンセプト

女子高生が毎日つけられるようなかわいらしい色あいになるようにデザインしました。また、スマホを掲げて自分たちは泣き寝入りしないという強い意志を込めています。

痴漢抑止活動へのメッセージ

痴漢にあってもなかなか言い出せず、ひとりで悩んでしまうという人は多いです。そんなとき、このバッジが多くの女性の味方になってくれると思います。自分がデザインしたバッジによって痴漢が少しでも現象してほしいです。このプロジェクトを多くの人に知ってもらい、女性が安心して通勤通学ができるような社会になればと願っています。


※賞名の「たか子」は、痴漢抑止バッジ考案者の「たか子」さんです。審査員として参加いたしました

Osaka Metro 日本橋管区駅賞(1点)商品化・賞金1万円

「ピュア・アイズ」TakenakaYusuke(学校法人東京町田学園 町田・デザイン専門学校 グラフィックデザイン科)
Osaka Metro 日本橋管区駅賞「ピュア・アイズ」TakenakaYusuke(学校法人東京町田学園 町田・デザイン専門学校 グラフィックデザイン科)

デザインコンセプト

このデザインのコンセプトは最後の防衛線です。瞳のデザインは犯罪率を低下させる効果が実際にあるので、この缶バッチを見た方が痴漢を思いとどまってくれるような、そんな防衛線としての役割を持たせました。また、主に男性ではなく女性用のものなので、付けるなら可愛いものを付けたいだろうなと思い、ポップでやわらかい印象を持たせるようなデザインにしました。

痴漢抑止活動へのメッセージ

痴漢というものは到底看過できるものではない卑劣な悪行なので、このまま撲滅できる日まで是非とも続けていってほしいです。

審査講評(Osaka Metro 日本橋管区駅長)

目の上にある帽子が駅員をイメージしているように見えました。
「私達、駅員も電車内や駅構内の安心安全に対して、常に見守っています」という思いが伝えられるデザインだと感じました。

一次審査通過作品(入賞作品以外・7点)

「つり革=手錠」MIHAEL(東京町田学園町田・デザイン専門学校 グラフィックデザイン科)
入賞つり革=手錠」MIHAEL(東京町田学園町田・デザイン専門学校 グラフィックデザイン科)

デザインコンセプト

手錠(つり革)は「加害者が捕まる未来」「捕まえさせる権利を被害者が持つこと」を示しています。立ち入り禁止で知られるトラテープ柄(腕)は、「被害者の拒否する意思」と「むやみに他人に触れてはならない」というメッセージを訴えています。

痴漢抑止活動へのメッセージ

男女への痴漢がなくなることを願っています。

「うさぎだってゆるさない」笠島 優果(学校法人東京町田学園 町田・デザイン専門学校 グラフィックデザイン科)
入賞「うさぎだってゆるさない」笠島 優果(学校法人東京町田学園 町田・デザイン専門学校 グラフィックデザイン科)

デザインコンセプト

中高生が抵抗なく付けれるようにうさぎをモチーフにし、全体的にポップなデザインにしました。また背景を明るく目立つ黄色にし、目に入りやすいように心がけました。うさぎが警官という設定で、可愛い見た目だが痴漢は絶対に許さないというメッセージを込めました。

痴漢抑止活動へのメッセージ

痴漢は正真正銘の犯罪です。防止活動をしたとしても、被害に遭った人の心の傷は癒えません。この缶バッチを通して、少しでも多くの人の被害を減らせられたら幸いです。

「怒らせないで」木村 明日香(学校法人東京町田学園 町田・デザイン専門学校 グラフィックデザイン)
入賞「怒らせないで」木村 明日香(学校法人東京町田学園 町田・デザイン専門学校 グラフィックデザイン)

デザインコンセプト

ゴリラは普段温厚で大人しいですが、怒るととても怖いイメージを女の子に合わせることで痴漢をさせないというイメージで作成しました。

痴漢抑止活動へのメッセージ

痴漢の被害者の方は女性だけではないのです。誰も悲しまないようになって欲しいです。

「看過しないわよ」紫麗月(北海道芸術デザイン専門学校 産業デザイン学科イラストレーション専攻)
入賞「看過しないわよ」紫麗月(北海道芸術デザイン専門学校 産業デザイン学科イラストレーション専攻)

デザインコンセプト

痴漢をする人は、されても行動をしなさそうな人を狙うと私は思ったので「痴漢したらただじゃすまないわよ、私たちは行動するんだ。」という思いが相手に伝わるよう、女子生徒は通報をし、女性警官は手錠を構えて捕まえようとしている様子を描きました。二人を赤と青ベースでまとめ、背中合わせにすることで「一体感」や「協力」といった雰囲気を出し、このバッジを見た人が更に痴漢をしづらいと思うように構成しました。背景には牢屋の檻を暗示するストライプ柄を取り入れています。

痴漢抑止活動へのメッセージ

女性が身の危険を感じることなく、安心して楽しい毎日が送れるような社会になってくれたらいいなと思います。缶バッジ一つはちいさなアイテムですが、それを見た人たちにとっては大きなはたらきかけになると思うので、これからもこういった活動を応援していきたいと思います。

「痴漢にバッテン!」熊猫パンチ(明治大学 文学研究科文芸メディア専攻)
入賞「痴漢にバッテン!」熊猫パンチ(明治大学 文学研究科文芸メディア専攻)

デザインコンセプト

中心には、一目で伝わるように、手で大きくバツを示した怒った顔の女の子を配置しました。その色をビビットピンクにして、強さとカワイさを同時に表現しました。女の子の横には「Don't touch」と、国際語である英語でも意思表示をしました。フォントや色づかいなどで標語の読みやすさを重視しました。

痴漢抑止活動へのメッセージ

力の弱い女性を狙った痴漢や性犯罪は絶対に許してはいけません。私の周囲では、エスカレーターやトイレでの盗撮の被害にあった友人もいます。バッジを付けることは女の子にとって権利であり、武器であり、防具であると思います。そういった不条理には、泣き寝入りせずに「NO!」と声を挙げていくことが大切だと思うので、この活動は勇気を出す良いきっかけになると思います。抑止の一助になれれば嬉しいです。

「STOP痴漢」黒鉄(福岡デザイン&テクノロジー クリエーティブデザイン科 ライトノベル&小説家専攻)
入賞「タイトル」デザイナー名さん(学校 学部)

デザインコンセプト

"シンプルで分かりやすいデザインにしようと考え、信号や道路標識をモチーフにしました。 全体に黄色を使うことで注意を意識させるのと同時に目立たせ、中心に赤色とSTOPの文字を使い痴漢を止める、わかりやすく伝わりやすいデザインにしました。"

痴漢抑止活動へのメッセージ

痴漢は悪質な犯罪です。 女性は怖くて声が出ずに我慢してしまう事が多いと聞きます。痴漢を無くすことで心に傷を負う人を一人でも多く減ってほしいです。