第6回痴漢抑止バッジデザインコンテスト

入賞作品

「あなたを守る番犬」久保田咲月（太田情報商科専門学校 デザイン学科）

デザインコンセプト

タイトルの通り、あなたを守る、あなたのことが大好きな柴犬です。数ある犬種の中で「柴犬」にしたのも理由があります。柴犬は、主人にとても忠実で警戒心の強いです。本来は猟犬だったこともあり、番犬としてぴったりな柴犬にしました。この缶バッジをつけることで番犬としてあなたを守ることができたら、私自身もバッジにデザインされた柴犬も嬉しいです。

痴漢抑止活動へのメッセージ

痴漢抑止活動に参加させていただくことができて大変嬉しく思います。痴漢は犯罪である、と訴えている広告を電車や駅などでよく見かけますが、まだまだ力は足りないようで多くの方が立派な犯罪だ！と、声をあげていく必要があると思います。この缶バッチで被害が減り、いずれはこの活動を必要とする人がいなくなることを願っています。

「見てる。」海月丸（町田・デザイン専門学校 グラフィックデザイン科）

デザインコンセプト

"キャッチコピーを新聞の切り抜きで作った犯罪予告文風にすることで「痴漢=犯罪」であり、誰かが絶対に貴方の悪事を見ている！という二つのことがイメージしやすくなるようデザインしました。また若者に人気なビビッドカラーを使う事で、抵抗なくカバンなどに着けて持ち歩けるようにと考え制作しました。

痴漢抑止活動へのメッセージ

この痴漢抑止活動については以前から知っていましたが、このような形で参加させて頂くことができ光栄です。今や男女問わずいつ誰がどのような痴漢被害に遭うか分からない時代です。だからこそ被害に遭わない為に、痴漢被害を増やさない為に、この活動の認知が高まり少しずつでも痴漢被害が減少していくよう切に願います。

「DO NOT TOUCH ME」cocon（札幌市立大学 デザイン学部）

デザインコンセプト

「付けやすさ」を優先した、ぱっと見「痴漢防止バッジ」に見えない可愛らしいデザイン。色合いやフォントなど、デザインの要素もポップで可愛らしいものを選び、ファッションの一部として気軽に取り入れやすくしました。しかし、痴漢をしようとしている人には、「DO NOT TOUCH ME」というはっきりとしたメッセージと禁止を表す手のマークが目に飛び込み、痴漢を防止する効果もしっかりと発揮されます。

痴漢抑止活動へのメッセージ

痴漢抑止バッジをつけることで意思表示をし、痴漢を防止するというアイデアは、誰でも手軽に始められ、痴漢抑止効果も高いように思うので、素晴らしい活動だと感じました。コンテストによってデザインを公募することでも活動を広く色々な方に知ってもらうことができるため、これからも続いていくべきだと思います。痴漢抑止活動がバッジの普及とともに活発になり、痴漢抑制に対する意識が社会全体に広まっていくことを願います。

「誠に遺憾である」アキラメロン（クリエイターズアカデミー目黒校 グラフィックデザイン科）

デザインコンセプト

痴漢防止ポスターのオマージュです。

痴漢抑止活動へのメッセージ

被疑者本人に向けてもあまり効果は薄いと思われるので、その身内に訴えかける事にしました。

「X」金　銀漢（HAL東京 ゲーム学部 ゲームデザイン学科）

デザインコンセプト

痴漢を抑止するための文句とマークの集合体が「X」の形になり、痴漢への拒否の意思を表示します。明るい色をたくさん使い、中高生の賑やかで溌剌なイメージを表現しました。背景には黒を使い、視認性を高めながらどこでも気軽るに付けられるようにしました。

痴漢抑止活動へのメッセージ

デザインのアイディアを得るためにネットで「痴漢」を検索して、あまりにも驚いてしまいました。どうやら世の中には痴漢をただの遊戯として認識している人がまだまだ多いかもしれません。小さなバッジに過ぎないですが、これを見る人々が痴漢は犯罪行為であることを分かって痴漢犯罪が減ることを望みます。

「見られているぞ。」伊藤海渡（大阪情報コンピュータ専門学校 メディアクリエイト学科）

デザインコンセプト

人は、不特定多数の「視線」を感じるとやましい行いや不審に思われる行動が取りづらくなると考えます。この作品は、「正体の分からない、不特定多数の視線」をテーマにしたデザインです。目の形に多様性を持たせ、誰が見ているか分からない様子を演出しました。

痴漢抑止活動へのメッセージ

何か後ろめたい事があるからこそ、「視線」は気になるものになるのだと思います。 周りの視線を気にせず、堂々と生きられる人間でありたいものですね。

「眼差し」まつろうくん（和歌山大学 システム工学部システム工学科）

デザインコンセプト

眼のイラストをメインに据え、視線を重視したデザインにしました。敢えて不気味さを取り入れることによりインパクトを与え、メッセージをより強く伝えられるようになっています。しかし、それらをネオン調にまとめることでデザイン性を高め、缶バッチとしても魅力を感じて貰えるように仕上げました。

痴漢抑止活動へのメッセージ

私は幸い痴漢被害にあったことがなく、どこか他人事のように感じていました。しかし、この活動に出会い、本を読んだり記事を読んだりする中で意識を変えることができました。男女問わず痴漢犯罪の被害者を増やさない為にも、この活動を応援していきたいと思っています。