審査員特別賞(痴漢抑止バッジ考案者 たか子賞)(1点)製品化・賞金1万円
- 「“ぴえん”では済まされない」nakamura(クリエイターズアカデミー目黒校)
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デザインコンセプト
自身がバッジを着ける想像をした際に、直接的過ぎるデザインには 抵抗があると感じました。
着用してもらえなければ意味がないため、痴漢抑止のメッセージはわかりやすく表現しつつ、多くの方が身近に感じる”絵文字”を連想させるポップなデザインにすることで、気軽 に日常的に着けやすくなればと思いこのデザインにしました。
痴漢抑止活動へのメッセージ
今回のバッジデザインをきっかけに、改めて痴漢被害の現状等について学びました。
卑劣な痴漢犯罪に怒りを覚えたのと同時に、自身の無知を恥ずかしく思いました。
このバッジが少しでも抑止力になればと切に願います。
※賞名の「たか子」は、痴漢抑止バッジ考案者の「たか子」さんです。審査員として参加いたしました
審査講評(審査委員長 殿岡たか子)
トレンドを押さえた"ぴえん"の絵文字で、気軽に付けられるデザインと思います。普通のネタバッジかと思いきや、実は「痴漢は犯罪です」の文言をしっかり指さしていて視線誘導が素晴らしい!大きな顔に小さい手の絶妙なバランスも最高です。
入賞12作品を拝見し、年々レベルが上がっているのを感じました。デザインに込める思いが伝わってきます。 若い世代が痴漢犯罪に関心を持っているのは、SNSなどの発言が増えている点からもわかります。コンテストの参加者、参加校が増えているのもその表れではないでしょうか。時代が変わりつつあるのを実感します。 最優秀賞のデザインは、オリンピックで話題になったピクトグラムを上手に使っています。電車の中は暗い色が多いので、背景が白なのは目立つし痴漢抑止の意図が伝わりやすいと思います。 今年はコンテストにあわせて、アニメーション「学生に知ってほしい痴漢の真実」が公開されました。学校や家庭で視聴され、痴漢犯罪に対する防犯意識を育ててほしいと願っています。