Stop痴漢バッジプロジェクト キックオフミーティング

2015年11月2日、クラウドワークスにて、Stop痴漢抑止バッジプロジェクトのキックオフ 記者会見が行われました。

ただいまご紹介いただきました。本プロジェクト代表の松永弥生と申します。
よろしくお願いいたします。

今回はこういたばを設けてくださったクラウドワークス様とお集まりいただいた皆様に感謝しています。ありがとうございます。

今回のプロジェクトでは痴漢抑止効果を持ったバッチを作り、それを販売し、世の中に波及していくことを目的にしています。簡単に経緯をご紹介いたします。
2014年に私の友人の娘が電車通学を始めて、痴漢にあうようになったことがきっかけです。
こちらのカードを開発するまでの経緯は皆様のお手元にある娘さんの手記に詳しく書かれておりますので、ぜひこちらをご覧いただければと思います。
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娘さんは、1年間痴漢に遭い続けた中で自分にできる努力は自分でしてきました。各種の防犯グッズを試したり、車両を変えたり立ち位置を変えたり、通学時間を変えたり。だけど、痴漢は止まらない。彼女のお母さんも娘さんは助けて鉄道会社の窓口に行ったり。鉄道警察や警察署いろんなところに相談に行きました。けれど、ストーカーのようにひとりの人が痴漢をしているのであれば対処のしようがあるけれど、複数の犯人では何もできないということで、手の打ちようがなかったのです。
娘さんは、怖くて泣き寝入りしている期間が長かったのですけれども、自分で対処しない限り問題解決できないということで、だんだん「やめてください」とか抗議をするようになりました。だけど、痴漢する人は逆ギレにするか無視するかだったそうです。周りの大人も助けてくれない……。そういう状況が続いたそうです。

今年の春に彼女は、勇気を出して痴漢をつかまえました。
その時には、痴漢の手を押さえて、犯人も認めたんですよ。「自分がやりました」と。それで彼女は大きな声を出して、「この人痴漢です」と周りの人に助けを求めました。だけど周囲の人は助けてくれなかったんです。
結局、駅員さんに保護されて、警察にも事件として扱ってもらうことができた訳ですけども。

彼女はそうした経験の中で、自分が行動しない限り誰にも助けてもらえないんだと思い込んでしまったんですね。なので、自分にできることをしようと、今、私が持っている「痴漢は犯罪です。私は泣き寝入りしません」と描いたカードを作りました。16歳の女の子が母親と2人で、これを考えて作って、自分の肩にこのようにつけて電車通学を始めたんです。
そうしたら、1年間ほぼ毎日のように続いていた痴漢が、これをつけただけでゼロになったそうです。
私がこの話を聞いたのは、私の友人が8月1日に SNS にこのバッジの画像と開発までのエピソードを掲載したときです。

私はそれを見て、「これ、すごいな」と思ったんです。

このステッカーは誰のことも責めていない。
ただ、彼女自身の「私は、泣き寝入りをしない」という決意を表明するだけで痴漢から自分の身を守っているんです。

とてもすごいんだけれども、16歳の女の子が、これをつけて1人で電車に乗っているというのを想像すると痛々しい。
女性の方だったら、これをつけて電車に乗っている自分を想像したらいたたまれないでしょう。男性の方でしたら、自分の娘さんや自分の奥さん、自分の大事なパートナーかこれをつけて電車に乗っているというのはやっぱり我慢できないと思うんですよ。
だから私も、「カードじゃなくて、缶バッジにしてみたらどうだろう?」と友人に提案してみました。缶バッジだったらもう少し抵抗感なくつけられるし、これをつけて痴漢を抑止したいと思っている女の子は他にもいっぱいいると思うよ。そういった提案を友人にしたら、すぐにメッセージが届きました。
カードをつけるようになってから、娘は痴漢にあわなくなったけれども、今までのことでとても傷ついている。痴漢に遭って、何もできずに泣き寝入りしている自分は靴のような存在だから誰も助けてくれなかった。それは当たり前なんだろう。そう言っている。娘の自尊心がそのように傷ついている状況を母親である私は何もできずに見ている。
娘が私に会いたいと言っているから一家やってくれないかって言われて、もちろん、私は喜んで会うけれども、もし、私が「あなたが考えたが、このカードはすごいよ。」と言っても、やっぱりお母さんの友達だから励ましてくれてるんだろうな。そういうふうにしか受け止められないだろうと思ったんです。
私はこのバッチは私の友人の娘が作ったというのを除いてもとても価値のある行動だと思いました。なので、これを必要としている人たちに多く届けたいと思って何とかできないかなと思ったんです。

ただ私の友人も手段がないんですね。まずバッチをたくさん作る資金がないですし、それを多くの方に認知していただく方法も持っていない。あとはやはりデザインが若い女の子に受け入れられるものではないなというのもわかっていって、その三つの課題を何とかしたいと考えました。
私は仕事柄クラウドファンディングという仕組みがあるのを知っていたので、じゃあ資金はクラウドファンディングで集めよう。クラウドファンディングの中でデザインコンテストをして、支援してくださった方々と、一緒にデザインを選ぼうという形にしたが、女の子たちが「あ、これならつけてもいいかな」と思うようなデザインが選べるんではないかと思いました。
を同時にコンテストをやっていることが口コミ効果になって、クラウドファンディングにも人が集まってくれるのではないか。そういうことを考えました。
そういった企画を FAAVO の方に投げたところ、「デザインコンテストをやるのなら、クラウドワークスさんを紹介しましょう。」と言ってくださったんです。クラウドワークスさんには先程お話がありましたように、750,000人のワーカーさんがいらしてそういった方々にこういったコンテストがありますよということを伝えることで、大きな口コミ効果が見込めます。というお話を聞き、非常にありがたかったです。

それだけでも十分私たちのプロモーションとしては価値がありますのに。田中さんのご厚意でこう言って記者会見まで開いていただけて、私たちは本当でうれしく思っております。ありがとうございます。

こういった形でプロジェクトやろとしています。
正直私はこのバッチがすべての女性に受け入れられるとは思っていません。誰だってこんなバッチをつけて電車に乗らずに済むのならその方が良いはずです。けれど実際にこのバッチがないために辛い思いをしている子がいるんです。本当に切実にこのバッヂをつけて痴漢を止めてほしいと思っている子たちがいる。しかもそれはほとんどの場合、女子中高生、制服を着ている女の子達です。
従来から痴漢防止グッズや撃退グッズがありますけれども。それらは痴漢行為があったときに、女の子が勇気を出しましょうというものです。
「痴漢に遭ったら、勇気を出して声を出して」の類です。
けれど私たちは、痴漢に遭って逮捕してほしいわけでもなく、罰してほしい、やっつけたいわけでもなく、単に私たちに痴漢行為をしないでほしいだけなんです。
だからこのバッヂは、「私たちは泣き寝入りしません」と宣言しているだけです。そしてこのバッチをつけただけで痴漢行為がなくなったというのがどういうことかというと、痴漢する犯人は、泣き寝入りしそうな人を選んでいるんです。
だから、真面目なおとなしそうな子がねらわれる。
私はそう言った子たちがこのバッチをつけて、犯人に何かされてから、「止めて」というのは怖いし恥ずかしい。逆ギレされても怖い。

事前にこのバッチをつけておくことで、何かちょっと、バックかもしれないし、手かもしれないけれど、自分に合ったって言って嫌だなと思ったときに見せだけでもいいと思うんです。それで、相手の方がそっと一歩引いてくれたら、それで私たちはいいのです。
そういったふうに、このバッチを使っていただけたらいいなと思っています。
私たちは、このバッヂの製造販売、普及活動をしていきたいと考えています。
クラウドワークスさんでバッチのデザインの募集をし、同時にクラウドファンディングで活動資金の支援を求めます。支援をしてくださった方々にデザインコンテストの投票権をお配りし、皆さんと一緒に気に入ったデザインを選ぶことを考えています。
私たちがどんなバッチのデザインをほしいかと思っているかというと、AKB48のメンバーが「あ、このバッチほしいな」と思ってくれるようなバッジができたら、女子高生たちも使ってくれるかなと期待しています。

デザイン性の高いバッチ、それがどういったものになるのか私にはわからないのですけれども。可愛かったりかっこよかったりそういったものができて来たら私は嬉しいです。
クラウドファンディングとクラウドソーシングを使って、コンテストの口コミ効果をねらっていきます。
支援者が選ぶという共感性が普及への励みになればいいなと思っています。

今回は、コンテストの投票で1位~3位までを選びます。あと二つ特別賞として、バッチ考案者の娘さんトークお母さんに、一つを選んでいただきます。
もう一つは、特別審査員として女性のストレス値を減らすのを目的に活動をしていらっしゃる料理研究家の浅倉ユキ先生に2人のお嬢様と一緒に選んでいただくことになっています。
クラウドファンディングのリターンはいろいろなものを考えておりますが、例えばこのバッチを自分の娘につけてほしいなと思っても、なかなかは娘さん1人につけさせるのは難しいと思うのです。そういった場合に、50,000円の支援で指定された学校にバッチを100個届けるといったはリターンも考えています。
今は、いろいろ難しい問題があり、保護者の方からこうした提案をしてもモンスターペアレントのように思われても困るし、自分の娘が痴漢に遭っていることを学校に知られるのが嫌だという保護者の方もいらっしゃるかと思います。
娘さん1人がつけるのではなく、学校の活動としてつけるのであれば、つけやすいのかなと考えて、こうしたありたんも考えました。
今回は目標金額500,000円で設定しております。多くの支援をいただいて活動が大きくなっていけば、リアルなところに展開をしていきたいと思っています。
今も殿岡が、1人でサンプルバッチを駅で配布したりしています。支援者の方々に声をかけて一緒に駅で、配るとか。東京だけでなく、私が住む大阪と連動して配るとか。そうした活動をしていきたいと思っています。

皆様にも応援していただきたく思っております。よろしくお願いいたします。

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