痴漢被害者を減らし、痴漢冤罪被害者も作らない点に共感

IMG_5289多くの男は、電車内で子どもが痴漢被害にあっている現実を知らないのではないでしょうか。フィクションの世界、妄想だと思っているのが、普通でしょう。
男にとって、切実なのは、自分が痴漢冤罪被害者になったらどうしよう? ということだと思います。

このプロジェクトは、痴漢被害にあってから対処するのではなく、犯罪そのものを未然に防ぐという点がしっくりきました。被害者も加害者もつくらないというのは、いい形ですね。犯罪が減れば、痴漢問題につきものの、痴漢冤罪被害者も減る。
それは、女性だけではなく、男性にとっても大きな意味があると思いました。

人間には、どうしても闇の部分があると、私は思っています。日常生活の中では、理性を保って生活している人であっても、酩酊していたり、疲れていたり、自暴自棄になってしまっているときには、フッと魔が差す瞬間がある……。
それは、人間であればもっている弱さだと思います。

そんなときに、ちょっとしたことがブレーキになり、冷静さを取り戻させてくれるというのはあるでしょう。

例えば、泥棒だって、二重ロックをしてある家には入らないといいます。「手間が掛かりそう」と感じるだけで、盗みに入るのを止めるわけです。

痴漢加害者も同じではないでしょうか。「痴漢は犯罪です」「やめなさい」というよりも女性自身が「私は泣き寝入りしません」と言う方が、リスクに気づいて冷静になると思います。

このプロジェクトをニュースで知って、妻と少し話しをしました。昔、痴漢で怖い思いをしたなんて聞くと、過去のことであっても犯人に対して腹が立ちます。その場にいて、彼女を助けることができなかった、守れなかった自分を無力だと感じます。
怒りをぶつける場がないだけに、悔しいですね。

痴漢抑止バッジが普及して、被害者の女性も冤罪におびえる男性も安心して電車に乗れるようになればいいと思っています。

鹿谷 明生(奈良 NBK dreamers 代表)

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