デザインの力で、痴漢加害者の行動を変えて問題を解決に導く

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痴漢抑止バッジは、面白い試みだと思いました。
バッジという小物一つで、痴漢犯罪が減るというのは、費用対効果が高いですね。大がかりなキャンペーンを張るのではなく、個人の小さな行動で社会に大きな変化が生まれるというのがワクワクします。

実際に、被害にあった女子高校生が考案し、自分で身につけて効果を実証している点もいいですね。ITとか難しい技術を使わない、ただのバッジだから専門知識もいらない。誰でも使えるいいツールです。

デザインの世界では、人の行動を変えるデザインに注目が集まっています。デザインの力で、人間の行動を変えて問題解決の手段とするわけです。この痴漢抑止バッジは、まさにその流れにそっています。

今後、痴漢抑止バッジをつける方が増えていけば、社会実験的な意味も生まれてくるでしょう。そういう意味で素晴らしい取り組みだと感じています。

こうした個人の発想で生まれたものを世の中に広めていくというのは、クラウドファンディングにピッタリな流れですね。

デザイン的に言えば、目にした一瞬で相手に意図が伝わる必要があるでしょう。可愛いだけで意味が通じないのでは、役に立ちません。
パッと目に入った瞬間に、「ヤメタ!」と痴漢加害者が思え大成功。
注意を喚起するための、字の大きさや配色には気を配る必要がありそうです。

その反面、電車外では目立たせたくないという課題があります。例えば、リバーシブルのデザインにして、電車に乗るときだけ痴漢抑止効果のあるデザイン面を見せるというのも考えられます。

自分も電車に乗るときは、両手でつり革に捕まったり、スマホを両手で使っていたりと、痴漢冤罪被害者にならないように気を遣っています。痴漢抑止バッジが普及して、電車内の痴漢行為が減れば、私達男性もそうしたストレスから解放されますね。

このプロジェクトが成功して、痴漢抑止バッジが普及したらいいと思っています。

小野直人(ウゴモーション 代表)

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