素晴らしい活動。けれど、私は付けようとは思いません。

匿名希望 様

以前より活動を拝見させていただいております。
痴漢抑止バッジを考案なさったたか子さんとお母様の辛い日々を思うと涙が止まりません。
この活動で少しでも痴漢が減ることを切に願っております。

私は女性です。痴漢抑止バッジは素晴らしい活動だと思います。けれど、私は付けようとは思いません。
というのも、痴漢抑止バッジを考案するまでの過程で、たか子さんが実際に被害を受けなくなった、という成果は、たか子さんのみがそれを行っていたからだと私は思うからです。
たくさんの被害に苦しむ女性を救う為の、痴漢を無くすための活動ですから、多くの方が使って世間に認知されて然るべきと思います。
けれど、その分効果も薄まる事と思います。ただでさえ、女性が受けている痴漢被害よりも、男性が受ける冤罪被害で痴漢を語ろうとする人達が多い世の中です。正しい行いが出来る人は、そもそも痴漢という行為には走りません。たか子さんがバッジを付けて被害が減った傍らで、そのたか子さんにいつも痴漢をしていた人はどこにいったのでしょうか?
痴漢抑止バッジを見てああもう二度としないと心を改める人なら何度も痴漢に手を染めたりはしないでしょう。
毎日別の人に痴漢をされていたのだとするなら、それだけ犯罪者が多いということです。たか子さんに痴漢をするのを止めても、他の人にする可能性があるということです。

バッジはたか子さんが目に見えて「泣き寝入りしない」という意思を主張することで効果がありました。たか子さんの場合はバッジを付けたことで被害に合わなくなったそうですが、もし被害に合っていたらどうでしょう?声を上げることが出来ていたでしょうか?
痴漢にあっても声をあげることが出来ない。痴漢にあいたくない。そんな人達にとってこのバッジは有難いと思います。自分で声を上げずとも主張が出来るんですから。
けれどこのバッジを沢山の女性が付けるようになり、誰もが毎日見かけるようになり、それでも被害は抑えられると言えるでしょうか?
声を上げられない人には冤罪を恐れる人もいると思います。もしこのバッジを付けている時に痴漢にあったら、その人は何かの間違いかもしれない、バッジをつけているのに、と更に恐怖を感じるかもしれません。

私は痴漢を軽い犯罪とは思っていないからこそ、痴漢抑止バッジには賛同しかねています。だからと言って対案となるものが思いつかないので、なんとも言えません。

私は普段は人前で話すのが得意で、大きな声で笑うし話すし、人から見ると多少キツめの女です。ですが一度だけ痴漢に遭ったことがあります。それはさほど混んでいない電車の、2人掛けの座席が中央通路を挟んで左右に並んでいる車両で、通路側の座席に座って俯いて寝ようとしていた時のことです。右の肘掛に置いていた私の手に何かが当たったのを感じました。
その時はぼんやりとしていて、特に気にしませんでした。でもそれが、偶然当たっているというより、なんだか擦り付けられているような気がして、目が覚めました。俯いたまま、目を開けて動かずに横を見ると、男の人が立っていて、自分の股間を私の手に当てていました。ハッキリ見ました。ここで私は初めて遭った痴漢の被害に、恐怖を感じつつも、「このやり方は告発出来ない」と思いました。混んでいない車両なので、私以外このことを全く見ておらず、多分私が起きるような仕草を見せればこの人は車両を移るだろうとわかったからです。声を上げても冤罪と言われれば証明の仕様がありません。どうしたものか…と思っていると駅が近付き、私の隣(窓側)に座っていたひとが、寝ていたのですが起きて降りる用意を始めたので私もそれに合わせて起きたフリをしました。男の人は私の視界から消えましたが、斜め後ろにいるような気がしてずっと震えていました。駅に着くと、隣の人が降りたので、普段なら窓側に詰めるのですがもしこれで隣に座って来られたら?どうする?と思いしばらく動けずにいると、後ろにいた気配が動いたのでどこかに行ってくれたことを知り、やっと肩の力を抜くことが出来ました。

あの体験で思い知ったのは、痴漢の凶悪さ、そして被害者になった時の恐怖です。私は痴漢を「やめてくれればいいな」とは思いません。痴漢は犯罪ですから、一度でも犯したのなら捕まえたいと思っています。

あの時私はどうにかしてこの痴漢を正当に告発したい思いでいっぱいでした。何故なら絶対この痴漢は「次もやる」と確信していたからです。満員電車で偶然当たってつい痴漢を…というのとは話が違います。確実に常習犯であり、だからこそ告発出来ないように痴漢されました。
なので私とたか子さんの痴漢への認識については差があるとも思います。私はたった一度の被害ですがたか子さんは殆ど毎日通学中に被害に遭われていたわけで、また私は性格が極端なので痴漢被害についての話を見かける度に「痴漢には死を」くらいのことを考えています。

たか子さんは非常に優しい方なのだなと一連の活動を見て思いました。そんな心優しい方がこうして悩まれて結果考案なさった痴漢抑止バッジ、良い方向に向かうことを心から祈っています。
ですが私は付けません。次は絶対に捕まえてやるつもりだからです。とはいえ男女共用車両での具体的な対策がいまだ無いので、私は出来る範囲で女性専用車両の有用性、正当性を説いていきたいと思っています。
というか、女性専用車両と言う前に、全ての車両を男女で分けて監視カメラをつければいいのにと思っています。

また、こちらとは違うと思いますが、男性の痴漢抑止バッジの取組が最近出てきたように思います。こちらについては素直に「バッジをつけている=女性の味方」という感覚が出来て女性は安心出来るな、という反面、「これを付けて痴漢されたら声を上げたところで冤罪って言われるんだろうな」とも思いました。

とても難しい活動だと思いますが、ぜひ頑張っていただきたいです。応援しています。

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